【田植の段】
【浅草雷門の段】
【新吉原揚屋の段】
【鰻谷の段】 一景目
二景目 屋台が上手へ 移動します。
【団子売】 舞踊を主とする景事の演目です。背景は街屋。
【清水寺の段】
【道春館の段】
途中で襖の開け閉めが何度かあり、屋台の奥が千畳と呼ばれる奥行きのある絵に変わります。
【神泉苑の段】 一景目
二景目 返しと呼ばれる見せ転換があり、塀は上手と下手に引き取られ奥から屋台が出てきます。
【廊下の段】 ここでも返しが行われます。屋台が後ろに下がると上から廊下のパネルが下りてきます。
【訴訟の段】 【祈りの段】 途中で浅葱幕の振り被せがあり、幕中で次のセットへ転換します。
二景目 こちらの場面では宙乗りがあります。
妖狐の姿となった 玉藻前が飛び去って行く のに合わせて檀がセリで 下がっていきます。
【化粧殺生石】
二景目 大黒幕は飛んで、岩は 上手と下手に 引き取られ ます。途中人形の動きに 合わせてススキが扇面状 に現れます。
最後に大前手摺に菊が 現れ、チョンパーで 照明 が明るくなります。
主人公の本若丸と母お十の住む家です。
本若丸が牛を売るために家を出発すると、本若丸の動きに合わせて家は上手に引っこみ、下手から大木が出てきます。
夕方になり本若丸が家に帰ってきます。上手から家が出てきます。最初と同じセットですが照明が変わります。
翌日、豆の木が大きく育っていました。本若丸は豆の木を登りだします。
さらにのぼり続け、豆の実や葉が見えてきます。
引き割幕が開かれると奥には御殿が現れます。
【赤坂並木より古寺の段】 人形が歩く動きに合わせて後ろの松や稲村も動きます。
古寺の場面から一面の野原へ返しによって一瞬で舞台転換を行います。
【真葛が原茶店の段】
【明石浦船別れの段】 最後に大船は上手に向かってゆっくりと動きます。
【浜松小屋の段】
二景目
笑い薬の段から宿屋の段への転換は、屋台自体は動きませんが。どんでん返しと呼ばれる大道具の転換により壁がぐるりと回って色が変わります。
【大井川の段】
牛若丸と弁慶が出会う、京都の五条橋の風景です。
【生玉社前の段】 大道具の転換はありませんが、途中で照明によって、昼間から夕方の情景に変わります。
【天満屋の段】 お初が徳兵衛を縁の下に隠し入れる場面があるので、見えやすいように普段よりも大前手摺が低くなっています。
【天神森の段】 一景目 引き道具と呼ばれる舞台転換で、人形の歩く動きに合わせて橋を動かします。
【靱猿(うつぼざる)】
吉田玉女改め 二代目吉田玉男 襲名披露 口上
道具転換はありません が、途中で障子に影を 映し出したりする場面 があります。また途中 で障子が開き奥の板戸 が見えます。
板戸も開きその奥には 遠見が見えます。
【木遣り音頭の段】
ここでは道具返しと呼 ばれる見せ転換が行われ ます。平太郎の屋台が後 ろに下がり上から木遣り 音頭の背景が下りてきま す。
【夕顔棚の段】 【尼ヶ崎の段】
二景目 ここでは引き道具とい い、屋台を下手から上 手へ動かします。下手 からは松の木が出てき て、最後に黒幕を振り 落とすと海の背景が現 れます。
【火の見櫓の段】
【万才】 花競四季寿は、四季折々の情景を綴った景事です。 春――正月を迎え、門松が立ち並ぶ町の風景。
【海女】
夏――海岸の風景。
【関寺小町】
秋――近江国の逢坂関にほど近い関寺で小野小町の晩年を描きます。
【鷺娘】
冬――春の訪れを待ち望み鷺の化身が華麗に舞う。
【淡路町の段】 一景目の屋台の場面から二景目へは『返し』と呼ばれる見せ転換が行われます。屋台は上に上がり後ろから二景目の背景が現れます。
「淡路町の段」の最後、大金の300両を武家屋敷へ届けようと出掛けた忠兵衛は、つい梅川の元へと向かってしまいます。この場面を、俗に「羽織落とし」と呼んでいます。
三景目
ここでは引き道具といい、背景のパネルを動かして人形が歩いているように見せています。下手から上手へと人形の動きに合わせて動かします。最後は新町の廓の風景に。
【道行相合かご】 一景目 忠兵衛と梅川は新ノ口村を目指します。ここでも引き道具の手法が用いられます。