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6月文楽鑑賞教室

五条橋(ごじょうばし)
 牛若丸(後の源義経)と武蔵坊弁慶が京都五条橋で出会い、主従の誓いを交わす場面を描いた『五条橋』の場面です。

菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)
【寺入りの段】
【寺子屋の段】

子どもたちに読み書き等を教える寺子屋の場面です。


国立文楽劇場開場35周年記念 4月文楽公演

仮名手本忠臣蔵 (かなでほんちゅうしんぐら)
大序
【鶴が岡兜改めの段】
【恋歌の段】
二段目
【桃井館力弥使者の段】
【本蔵松切の段】
三段目
【下馬先進物の段】
【腰元おかる文使いの段】
 ここからは返し(見せ転換)が続きます。一丁柝(拍子木をチョンと打つ)が鳴ると門は上手に移動し、次の場面の欄間と底通りが下りてきます。
【殿中刃傷の段】
大前テスリはくるりとひっくり返り、地面から畳へ。大臣囲いは本のページをめくるように黒色から白壁へ変わります。これはパネルを煽(あお)る手法でアオリと呼ばれます。こうして松之廊下の場面になります。
【裏門の段】
一丁柝で次は裏門の背景幕が下りてきます。大臣囲いは白壁から黒色へ、大前テスリは畳から地面へ変わります。
四段目
【花籠の段】
ここでもアオリによって次の場面へ転換します。ふすまを煽ると銀色に鷹の羽の紋が入った襖に変わります。
【塩谷判官切腹の段】
ここは古くから「通さん場」と呼ばれ、お客様に客席への出入りを控えていただくほど静かで張り詰めた場面です。襖の開閉を担当する大道具方も音を出さないようにとても緊張します。
【城明渡しの段】
一景目
前段からは返しとなり、再び大臣囲いは黒色に、大前テスリは畳から地面に変わります。館の欄間と底通りは上に飛ばされ、その後ろから青竹で閉門された門の背景が現れます。
二景目
ここでもアオリによる転換が用いられます。一景目の背景が煽られると門が遠くに描かれた背景になります。由良助が館から去っていく様子を印象付けています。

祇園祭礼信仰記 (ぎおんさいれいしんこうき)
【金閣寺の段】
【爪先鼠の段】
大ぜり(舞台の床の一部を上下させる舞台機構)を使った三階建ての金閣寺が見所です。
大ぜりが下がり二階部分が現れます。大前テスリがひっくり返り桜になります。
途中で御簾が巻き上がり、山水画の描かれた襖が見えます。
さらに屋台が下がり三階部分が現れます。周りの桜も屋台が下がるのに合わせて低くなります。
途中、正面の扉が開きます。

近頃河原の達引 (ちかごろかわらのたてひき)
【四条河原の段】
一景目
二景目
ここでは振り落しという方法で大黒幕が一気に振り落され四条河原の背景が現れます。
【堀川猿廻しの段】
ここも返しによる転換です。四条河原の背景が上に飛ばされ、舞台奥から屋台が押し出されてきます。

初春文楽公演

 新春を祝い、にらみ鯛と凧が舞台上部に掲げられています。にらみ鯛は、関西各地で新年の縁起物として親しまれてきたものです。

二人禿(ににんかむろ)
 京島原ののどかな春景色を背景に、羽根突きや手毬に興じる禿の様子が描かれた演目です。舞台上部には糸桜が吊るされ、大前手摺は通常より明るい色を使用しています。

伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)
【竹の間の段】
〝伊達騒動″を題材とした演目です。この場面は義綱公の奥御殿の様子です。
【御殿の段】
 御殿には正面に大きな御簾と、上手側の一間にも正面・上手・下手の三方に御簾が吊り下げられています。
 御簾があがると金雲の白壁が見えます。金の襖には伊達家を象徴する竹と雀の紋が描かれています。
【政岡忠義の段】
 奥のふすまを開けると、その奥は千畳と呼ばれる奥行きのある絵になっています。

壺坂観音霊験記(つぼさかかんのんれいげんき)
【土佐町松原の段】
 壺坂寺の近くの茶店の場面です。
【沢市内より山の段】
 浅葱幕が降り被せられます。浅葱幕の前では沢市とお里が壺坂寺に向かう様子が演じられ、浅葱幕の後ろでは次の場面への転換が行われています。
二景目
 山の場面から四景目の谷底の場面へは『返し』と呼ばれる見せ転換が行われます。
三景目
 山の背景が上に飛ばされ、後ろから岩の描かれた谷底の背景が現れます。

冥途の飛脚(めいどのひきゃく)
【淡路町の段】
一景目
 ここでも一景目から二景目への転換は『返し』が行われます。屋台は上に上がり後ろから二景目の背景が現れます。
二景目
ここでは『引き道具』といい、人形が歩いている動きに合わせて背景を下手から上手へと動かします。
三景目
 堂島の屋敷に向かう忠兵衛の足はいつのまにか新町の廓に向かってしまいます。風景の変化にもご注目ください。
【封印切の段】
 上手の一間は一般的な屋台より1尺(約30㎝)高くなっており、2階という設定になっています。
【道行相合かご】
一景目
 忠兵衛と梅川は新口村を目指します。ここでも『引き道具』によって、今度は背景が上手から下手へ動きます。
二景目
 途中で上手から水車小屋も登場します。人形の歩く動きに合わせて、立ち止まったところで一度背景も止まります。
三景目
 途中で雪が降りだします。背景の山にも薄っすら雪が積もっています。

壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)
 阿古屋が景清探索のため詮議される堀川問注所の場面です。ふすまの模様はよく時代劇のお裁きの場面でも見かける紗綾形(さやがた)という模様です。


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