文楽は大阪で生まれ、大阪で育まれた古典芸能です。そんな文楽を観たことはありますか?文楽ってなんだか難しそう・・・
そう思っているみなさん!ぜひ参加してみてください!大阪市立高津小学校の6年生のみなさんによる「子ども文楽」の発表。そして講談師・旭堂小南陵がナビゲーターとなって文楽のおもしろさ、楽しさ、そして奥深さをお伝えします!文楽体験ワークショップの後はプロの技芸員による文楽公演を鑑賞します。
日 時:
令和元年(2019年)11月30日(土)
10:00〜12:00(9:30開場)
会 場:
大阪市立高津小学校講堂
(大阪市中央区高津3-4-21)
こちらのイベントは終了しました。
内容
第1部 高津小学校「子ども文楽」
演目:『鬼一法眼三略巻 五条橋の段
(きいちほうげんさんりゃくのまき ごじょうばしのだん)
』
『二人三番叟
(ににんさんばそう)
』
出演:大阪市立高津小学校6年生のみなさん
第2部 講談調でまなぶ「文楽のい・ろ・は」
講談&ナビゲーター:講談師 旭堂小南陵
「文楽」体験ワークショップ
①「変化する特殊な人形を遣ってみよう!」
講師:桐竹勘十郎 ほか
②「文楽の舞台大道具のしくみを学ぼう!」
講師:文楽大道具方
第3部 「人形浄瑠璃文楽」
演目:『日高川入相花王
( ひだかがわいりあいざくら)
』
出演:竹本三輪太夫
竹澤團吾
桐竹勘十郎
吉田簑一郎
ほか 人形浄瑠璃文楽座
主催
中央区役所市民協働課
出演
ナビゲーター 講談師
太夫
三味線
人形遣い
人形遣い
きょくどう こなんりょう
たけもと みわたゆう
たけざわ だんご
きりたけ かんじゅうろう
よしだ みのいちろう
旭堂 小南陵
竹本 三輪太夫
竹澤 團吾
桐竹 勘十郎
吉田簑一郎
高津小学校子ども文楽
国立文楽劇場近くにある大阪市立高津小学校は明治5年創立で、もとは現在の国立文楽劇場の地にありましたが、昭和45年に同劇場から約200メートルのところに移転しました。昭和59年、小学校跡地に国立文楽劇場が開場。その縁もあり、高津小学校では「総合的な学習の時間」の教材として文楽を授業に取り入れるようになりました。「文楽」を通して、地域に誇りや愛情を持ってもらおうと毎年6年生が取り組んでいます。桐竹勘十郎さんをはじめとする文楽の技芸員さん方が公演や稽古の合間に子どもたちに指導しています。地域の魅力向上および文楽の振興と発信を目的として、小学生による文楽公演などを盛り込んだ文楽初心者向けの鑑賞会を現在まで継続して行っています。
あらすじ
【鬼一法眼三略巻 五条橋の段】
(きいちほうげんさんりゃくのまき ごじょうばしのだん)
牛若丸(後の源義経)と武蔵坊弁慶が京都の五條橋で出会い、争います。弁慶は降参して牛若丸の家来になることを願い、主従(主君と家来)の誓いを交わします。昔話でも有名な牛若丸と弁慶の出会いの場面です。
【二人三番叟】
(ににんさんばそう)
天下泰平(世の中がおだやかで平和であること)・五穀豊穣(穀物などの農作物が豊かに実ること)を祈る能の『翁』をもとにして作られた演目です。華やかな演奏と人形の動きに子ども文楽独特の演出もあります。
【日高川入相花王】
( ひだかがわいりあいざくら)
天皇の弟・安珍(じつは桜木親王)会いたさに、清姫は安珍の後を追ってきました。日高川の渡し場に着きましたが、船頭は舟を出してくれないことがわかると、どうしても安珍に会いたい清姫は川に飛び込み、蛇の姿になって泳ぎ渡っていくのでした。
講談って?
日本の伝統芸能の一つ。小さな机(釈台)の前に座って張り扇で机をたたいて調子をとりながら、歴史物語や人物伝などをセリフやあらすじを交え、わかりやすく話す話芸のことです。
開催の様子
中央区長より開会のご挨拶
司会の旭堂小南陵さんと人形遣いの桐竹勘十郎さん
高津小学校6年生による二人三番叟
太夫・三味線
6年生にインタビュー
五条橋
勘十郎さんによる人形の特殊な首(かしら)解説
参加者の中から希望者4名が舞台上へ上がり人形遣い体験!
文楽座技芸員による日高川入相花王