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錦秋文楽公演
源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)
【矢橋の段】
琵琶湖の湖岸・矢橋の浦の場面です。
段切れで浅葱幕が振り被せられ、幕中で転換を行います。この様な転換は浅葱返しと呼ばれます。
【竹生島遊覧の段】
浅葱幕が振り落されると大きな船が現れます。途中下手から小舟も出てきます。
【九郎助住家の段】
新版歌祭文(しんぱんうたざいもん)
【野崎村の段】
一景目
次の景への転換は『返し』と呼ばれる見せ転換になります。
二景目
屋台が舞台奥へ下がって行き、上から次の背景が下りてきます。大前手すりをひっくり返すと水色になっており、船底が川になります。
川を進むように下手から船が出てきます。船を動かすのも大道具方の役割です。
釣女(つりおんな)
釣女は狂言をもとに作られた演目ですので大道具は能舞台を模した松羽目になっています。
本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)
【道行似合の女夫丸】
【景勝上使の段】
【鉄砲渡しの段】
ここからは返しが続きます。景勝の屋台の妻手を取っ払い、屋台前側と屋台底は上に飛ばされます。舞台奥から次の十種香の屋台が押し出されてきます。
【十種香の段】
上手の障子は通常の障子紙ではなく紗布が貼ってあります。目が粗いので中の様子が透けて見えるようになっています。
次の段へは『返し』で転換します。十種香の屋台が後ろに下がり、上から奥庭の背景が下りてきます。
【奥庭狐火の段】
下手から木戸や燈籠、上手から屋台が押し出されてきます。大前手すりに石橋、船底に菊を立てて
『返し』の完了です。
狐の動きに合わせて屋台の御簾が上がります。大道具や小道具に様々な仕掛けがあります。
初春文楽公演
毎年恒例のにらみ鯛と大凧が舞台上部に掲げられています。にらみ鯛は、関西各地で新年の縁起物として親しまれてきたものです。凧には今年の干支「子」の文字が書かれています。
七福神宝の入舩(しちふくじんたからのいりふね)
宝船はセリ上がりで舞台に登場します。文楽の人形遣いは3人で一体の人形を遣いますので、七福神が乗るこの船には21人が乗っていることになります。
傾城反魂香(けいせいはんごんこう)
竹本津駒太夫改め
六代目竹本錣太夫
襲名披露狂言
【土佐将監閑居の段】
曲輪ぶんしょう(くるわぶんしょう)
【吉田屋の段】
一景目
大坂、新町の揚屋吉田屋の店先の場面です。
店先から室内へは『返し』と呼ばれる見せ転換になります。店先のパネルがページをめくるように上に上がりそのまま室内の天井になります。
二景目
天井には餅花が吊るされ、お正月らしい雰囲気です。室内の場面なので大前手すりは畳の絵になっています。
加賀見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)
【草履打の段】
【廊下の段】
ここからの転換は『返し』が続きます。
【長局の段】
一景目
廊下のパネルが上手と下手にはけると、奥から屋台が現れます。
二景目
屋台が舞台奥に下がり、門の背景が上から下りてきます。
三景目
門が上に飛ばされ、舞台奥から屋台が押し出されてきます。
途中、正面奥のふすまが開き、仏間と長持ちが見えます。
【奥庭の段】
長局の屋台が舞台奥に下がり、奥庭の背景が下りてきます。上・下手から木戸や灯篭・柴垣などが出てきます。
明烏六花曙(あけがらすゆきのあけぼの)
【山名屋の段】
一景目
この屋台は二階という設定ですので、1尺(約30㎝)高くなっています。
浅葱幕が振り被せられ、幕中で転換します。
二景目
浅葱幕が振り落され、二景目となります。。
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