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錦秋文楽公演

蘆屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)
【保名物狂の段】

桜が満開の信田の森の場面です。桜や榊の立木、菜の花には造花が使われています。

【葛の葉子別れの段】

保名と葛の葉が阿倍野(現在の大阪市阿倍野区)に隠れ住んでいる家です。下手の遠見には四天王寺の五重塔が描かれています。終盤で正面の襖が開きます。襖の奥から何が現れるかご注目ください。

【蘭菊の乱れ】

葛の葉が信田山へと帰って行く道行の場面です。一面に菊の花が咲き乱れ、照明はろうそくに似せた瑠璃燈が吊りさげられ幻想的な舞台になっています。


ひらかな盛衰記(ひらがなせいすいき)
【大津宿屋の段】
この段から次の段へは返しと呼ばれる見せ転換になります。宿屋の屋台が上に飛ばされると舞台奥から笹と藪が押し出されてきます。
【笹引の段】
この段の笹は本物を使用しています。公演期間中にだんだんしおれてきますので、何度か新しいものと入れ替える作業もします。
【松右衛門内の段】
次の段へは返しで転換します。
【逆櫓の段】
一景目
大前手すりがくるりとひっくり返り、波の描かれた幕が振り被せられ、一瞬にして海の場面になります。下手から船が出てきます。
二景目

波幕の裏で転換が行なわれます。波幕が振り落されると、前段で下手に見えていた松の木がセンターに、背景は浜辺になっています。


団子売(だんごうり)
人形が舞踊的な所作をする景事の演目です。街屋の背景です。

ひらかな盛衰記(ひらがなせいすいき)
【辻法印の段】
次の段への転換はチョイ幕と呼ばれ、一度幕は閉まりますが、幕間休憩は取らずに転換ができ次第幕が開きます。
【神崎揚屋の段 】
一景目
次の景へは返しにて転換します。梅ヶ枝の歩く芝居が続いている中で大道具が動いていきます。
二景目
揚屋の屋台は上に飛ばされ、その奥に庭の背景が現れます。下手から梅の木や枝折戸、柴垣が、上手から二階建ての屋台が押し出されてきます。


夏休み文楽特別公演

うつぼ猿(うつぼざる)
『うつぼ猿』は狂言を人形浄瑠璃に移した作品で舞台背景は松羽目になっています。

舌切雀(したきりすずめ)
【一景目】

次の景へは『返し』と呼ばれる見せ転換によって舞台転換を行ないます。

【二景目】

屋台はアオリという技法で本のページをめくるようにパネルを折り返して変化させます。下手側は上から竹の切り出しパネルが下りてきます。


生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)
【明石浦船別れの段】

下手には小舟、上手には大船があります。終盤で大船が上手へゆっくりと移動します。

【薬売りの段】

こちらの背景はドロップ(幕)になっており、上に飛ばされると後ろから次の景が現れます。

【浜松小屋の段】
【嶋田宿笑い薬の段】
次の景へは『返し』で転換します。ここでもアオリが用いられます。壁のパネルがあおられて次の景の壁が出てきます。
【宿屋の段】
アオリとともに田楽という手法も用いられ壁がぐるりと回り壁の色が変わります。
【大井川の段】
ここも『返し』が続きます。宿屋の屋台は上に飛ばされて後ろから大井川の背景が現れます。

夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)
【住吉鳥居前の段】
【釣船三婦内の段】
段切れで浅葱幕が振り被せられます。

幕中での転換となります。

【長町裏の段】
最初は背景に大黒幕がかかっています。
途中で大黒幕が振り落され、背景が現れます。


6月文楽鑑賞教室

五条橋(ごじょうばし)
 京都の五条橋を舞台に、牛若丸(後の源義経)と武蔵坊弁慶が闘い、主従の誓いを交わす場面です。

卅三間堂棟由来(さんじゅうさんげんどうむなぎのゆらい)
【平太郎住家の段】

 登場人物のお柳(おりゅう)は人間ではなく柳の精です。そのため屋台には壁を通り抜けたように見せる仕掛けや、壁が回る「田楽」と呼ばれる仕掛けがあります。

写真の赤で囲った壁の部分にお柳の姿が映し出されます。黄色で囲ったところの壁はぐるっと回転します。
【木遣り音頭の段】
 前の場面からは返し(見せ転換)で道具転換が行なわれます。屋台が舞台奥に下がると、上から次の背景が下りてきます。下手小幕からは柳の大木が出てきます。人形が大木を運ぶ芝居に合わせて大道具方が動かします。


4月文楽公演

花競四季寿(はなくらべしきのことぶき)
【万才】

四季の情景を四つの場面に綴った景事物。(演奏は節が多く、人形は舞踊的な所作をします)
春――正月を迎え、門松が立ち並ぶ町の風景です。

【海女】
夏――海辺の風景です。
波は写実的ではなく様式的に青海波という模様で描かれています。
【関寺小町】

秋――近江国の逢坂関にほど近い関寺、ススキ野原の風景です。

【鷺娘】
冬――一面の雪景色です。大前手すりも白い布をかけ、雪の積もった地面に変わります。

恋女房染分手綱(こいにょうぼうそめわけたづな)
【道中双六の段】
【重の井子別れの段】

この屋台では船底に式台が設けられています。式台とは土間と一段上がった床部分との間に設置される一段低い板のことです。武家屋敷にて、来客者が地面に降りることなく、かごに乗れるように設けられた板の間でした。

道具転換はありませんが、途中で正面の襖が開きます。

国性爺合戦(こくせんやかっせん)
【平戸浜伝いより唐土船の段】

一景目は海波の背景幕です。大前手すりも海波になっています。

二景目
海波の背景幕が振り落とされ、浜辺の風景になります。波の大前手すり倒すと、砂浜に打ち寄せ波の手すりになります。
【千里が竹虎狩りの段】

この段では着ぐるみの虎が登場します。虎の足元が見えるように、この場面では大前手すりがありません。


【楼門の段】

【甘輝館の段】
『甘輝館の段』から『獅子が城の段』まで返し(見せ転換)が続きます。
【紅流しより獅子が城の段】
甘輝館の屋台は上に飛ばされ、その後ろから石橋、上手と下手から城壁が出てきます。
石橋、城壁が上手と下手にはけると、舞台奥から獅子が城の屋台が押し出されてきます。

途中で華燈幕(かとうまく)が振り落され、奥に城壁が現れます。


傾城阿波の鳴門(けいせいあわのなると)
【十郎兵衛住家の段】

小鍛冶(こかじ)
一景目
能『小鍛冶』を元にした演目です。そのため前半は能由来の演目で使われる松羽目の背景です。
二景目
暗転で松羽目から杉木立へと転換します。


初春文楽公演

 毎年恒例のにらみ鯛と大凧が舞台上部に掲げられています。にらみ鯛は、関西各地で新年の縁起物として親しまれてきたものです。凧には今年の干支「丑」の文字が書かれています。

菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)

【車曳の段】

【茶筅酒の段】
【喧嘩の段】
【訴訟の段】
【桜丸切腹の段 】
上手には梅・松・桜の立ち木があります。この立ち木にはある仕掛けがあり物語の重要な役を担っています。ご注目ください。


碁太平記白石噺(ごたいへいきしらいしばなし)
【浅草雷門の段】
【新吉原揚屋の段】
この屋台は二階という設定です。大前手すりは普段は地面の色ですが、ここでは忍び返しの付いた塀になっています。

義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
【道行初音旅】
桜満開の吉野山の風景です。途中に迫(せり)と呼ばれる昇降装置を使った演出がありますのでご注目ください。

妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)
【道行恋苧環】
【鱶七上使の段】
【姫戻りの段】
【金殿の段】
豪華な金色の壁の屋敷です。
 御簾が上がると壁には鳳凰が描かれています。
終盤で華燈幕が振り落され、その奥には千畳と呼ばれる奥行きのある絵が描かれています。



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